まだ冬枯れの山々を白く彩るタムシバです。山の春です。
モクレンの仲間で、別名を「ニオイコブシ」といって、花には芳香があり、また「カムシバ(噛む柴)」という別名もあって、葉や枝を噛むと独特の甘味がするためにこの名前がつき、これが転じて「タムシバ(田虫葉)」となった、というのがネットの情報です。
花を見ただけではコブシと区別するのが難しく、昔から土地の人々はこれを「こぶし」または「こぼせ」と呼んできました。
「こぼせ」が咲くと春の農作業が始まります。
「こぼせ」がたくさん咲く年は豊作になると聞かされてきました。
片波の山々にタムシバが見事に咲き始めていました。
可憐なアセビの花です。標高の高いところで、ようやく咲きはじめました。
片波の集落に残るミツマタも満開になりました。
おとといは前線の通過で春の嵐。
真夜中の春雷が季節を進めたようで、気がつけば春の花が咲き始めていました。
オオイヌノフグリは別名「星の瞳」というそうです。
片波のミツマタが花を開きました。
春を待つ、片波川源流域。
まだ冬枯れの景色ですが、木々は芽吹きに備えています。
クロモジは葉芽と花芽を伸ばし始めました。
ウリハダカエデの芽も少し膨らんでいます。
アセビ(馬酔木)は、陽だまりではもう咲き始めました。
ミツマタの蕾も大きく膨らんでいます。
谷底はまだ冷え冷えと。