おーらい黒田屋

イベント情報

「きんま道」が再現されました。


「黒田百年桜まつり」のイベントを控え、おーらい黒田屋前の池に「きんま道」が登場しました。
この「きんま道」は、去年秋の「黒田ふれあいまつり」の会場で再現され、京都新聞や「森の京都探訪記」にも紹介され、関心が高まりました。
昔の山仕事の一端を多くの人に見てもらおうと、再び作りなおしたものです。


現在のような林道がなかった時代、山から切り出された木材は、「きんま(木馬)」と呼ばれる運搬用の木製のそりに積まれ、山道に丸太を敷き並べた「きんま道」を人力で引き、川べりまで運び出されました。
急傾斜の山道を下るときは、大変な危険を伴う重労働でした。
経験者は「命がけの仕事だった」「重いきんまと、数十本もの“かすがい”や“とんび”(鳶口のこと)を担いで山を上がるのも辛い仕事だった」と往時の苦労を語ります。

 
流れを丸太で堰き止めた止め場(とめば)と呼ばれる仮設の「堰」に集められた木材は、堰を開放した水の勢いに乗って大堰川(上桂川)の本流に出され、筏場(いかだば)と呼ばれる堰で筏に組まれ、筏師に操られて京の都へと運ばれていきました。
「きんま」は、ワイヤロープを使った「索道」による搬出や、林道が整備されてトラックや運搬用重機が入るようになる昭和40年代まで、重要な搬出手段として活躍しました。

そして14日、ついに「きんま曳き」さんのかかしが登場しました。

4月21日、前掲の貴重な「きんま出し」の白黒写真の“ご本人”が、「再現・きんま道」を夫婦で見学に来られました。

うしろの写真は30歳ごろとか。

御年96歳。お元気です。

 

 

 

「黒田 桜まつり」を4月15日、16日に開催します。

※このイベントは終了しました※


2016桜まつりチラシ

「黒田百年桜」は、八重の中に一重が混じる珍種。「京の桜守」佐野藤右衛門さんの命名です。

ことしも「黒田 百年桜まつり」を開催します。

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【日時】
4月15日(土)、16(日) 午前9時~午後5時

【会場】
「おーらい黒田屋」前広場、黒田百年桜の周辺

【内容】

  • よもぎ餅、栃餅、サバ寿司、ちらし 寿司、弁当、地元特産品などの販売。
    黒豆ぜんざい、本格ピザ窯の焼きたてピザ(ピザは15日のみ)の屋台も。
    おーらい黒田屋の喫茶コーナーでコーヒーや各種飲み物をごゆっくりと。
  • 15日は、春日神社境内で大正琴やオカリナのライブ演奏も。アトラクションの飛び入りも歓迎です。
  • 16日は、電子オルガン演奏(植田昌枝さん=五本松スタジオ・音楽教室)も。(雨天時中止)
  • 開花中は、日没から午後9時までライトアップします。 妖艶な夜桜もお楽しみください。
  • 無料駐車場は旧黒田小学校グラウンドです。

【きょうの黒田百年桜】
黒田百年桜の開花状況は こちら からご確認いただけます。
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【お問い合わせ】
TEL:075-856-0968
(受付時間10:00~16:00 ※月曜・祝日を除く)

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みなさまのご来場をお待ちしています。

「黒田ふれあいまつり」ご来場ありがとうございました。

10月30日(日)、久しぶりに、朝から抜けるような青空。

“秋の黒田ににぎわいを”と、地域住民の交流を目的に始まったこのイベントも22回目。
ことしも多くの皆さんにお越しいただき、無事終了しました。

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地元産の野菜を格安で販売する「新鮮やさい市」はやはり人気で、天候の影響で出品がやや少なかったせいもあって、午前中にほぼ完売となりました。

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「ふれあい屋台」では、本格窯焼きピザ、かまど炊きごはんのおにぎり、お寿司やお弁当、たこ焼き、チジミ、焼き芋、ラーメンと盛りだくさんに出店が並びました。

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「ジビエ」のコーナーでは、おなじみの猪なべ、猪の焼肉に加え、ことしは「鹿肉の赤ワイン煮込み」が新メニューで登場。
「おいしかった」「お肉がほくほくして柔らかかった」「レシピを教えてほしい」と好評。

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ステージパフォーマンスでは、第二小学校黒田っ子のダンスが披露されました。

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京北在住の歌三線奏者・にいじゅんさんの沖縄民謡のライブでは、沖縄県人会の応援もあり、最後は地元の人も踊りの輪に加わり、盛り上がりました。

ことしのイチオシは、「黒田・千年の森」の特設コーナー。
「全国育樹祭」の式典が京都で開催されたことしは、「森の京都」のターゲットイヤー。
「森の京都博」にちなんだ特設コーナーでは、豊かな黒田の森での人々の営みや林業の歴史のひとこまを紹介しました。

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再現された「きんま(木馬)道」は、昔の山仕事の経験がある年配の人達の肝いりの作品。
現在のような林道がなかった時代、山から切り出された木材は「きんま(木馬)」と呼ぶ木製のそりに積まれ、山道に丸太を敷き並べた「きんま道」を人力で引き、川べりまで運び出されました。

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経験者は「命がけの危険な仕事だった」「重いきんまと数十本もの“かすがい”や道具を担いで山を上がるのも辛い仕事だった」と往時の苦労を懐かしんでいました。

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また、展示コーナーでは、昔の林業で使われた大きなのこぎりなど木こりの道具や黒田の森林に生育する樹木が展示され関心を引いていました。

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ことしも京北地域内はもとより、京都市街地、大阪、滋賀からも多くの方にご来場いただきました。
ことしは、野菜を買って抽選を終えたあとも、ゆっくりと屋台やイベントを楽しんで、長時間滞在していただいた方が多かったのが特徴でした。

旧小学校の無料駐車場も、まつりの開始前から満杯状態になり、一時はグラウンドを開放してもまだ車が溢れるほどで、「ピーク時は100台を優に超えていた。これだけ多かったのは百年桜まつりも含めて初めてではないか」と駐車場スタッフの話。

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前日のテントの設営など会場の準備から、当日の運営、そして撤収まで、実行委員会のメンバーも応援の家族も、誰の指示を仰ぐでもなく、それぞれの役割や持ち場をわきまえて一糸乱れぬチームワークでことを運んでいく。みんなで支え合う「黒田の強み」でしょうか。

普段は、みんな働きに出ていて、老人車を押したお年寄りの散歩姿が見られる程度の“寒村”。この日ばかりは活気にあふれていました。
まつりが終わった翌日、Y・Mさん(81歳・女性)は、「黒田にも、これだけ若い人(?)がいたんや、と思った」と、しみじみと感想を語っておられました。

「黒田ふれあいまつり」を10月30日(日)に開催します。

※このイベントは終了しました※

元気だ!くろだ! ~おいしい秋,見ぃつけた!~
ことしも「黒田ふれあいまつり」を開催します。
黒田ふれあいまつり

“秋の黒田ににぎわいを”と始まったこのイベントも今年で22回目を迎えます。
地元産の野菜を格安で販売する「新鮮やさい市」のほか,ジビエ料理(猪鍋・猪焼肉・鹿ワイン煮),本格窯焼きピザなどの販売を行います。
また,地域住民の交流の場としてステージイベントやゲーム大会をはじめ,餅つき体験や餅まき,新米抽選会(新鮮やさい市にて1,000円以上お買い上げで1回抽選),バザー等も併催します。

特に新鮮やさい市や新米の抽選会は毎年好評をいただいており,京北地域内はもとより京都市街からも多くの方にご来場いただいております。秋の黒田をぜひ満喫してください!

森の京都博「黒田・百年の森」特設コーナーで、「きんま(木馬)曳き」を体験

「全国育樹祭」の式典が京都で開催されたことしは、「森の京都」のターゲットイヤー。
「森の京都博」のイベントのひとつとして、ことしの「黒田ふれあいまつり」を開催します。
特設コーナーでは、豊かな黒田の森での人々の営みや林業の歴史のひとこまを紹介します。

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現在のような林道がなかった時代、山から切り出された木材は、「きんま(木馬)」と呼ばれる木材運搬用の木製のそりに積まれ、山道に丸太を敷き並べた「きんま道」を人力で滑らせて川べりまで運び出されました。
急傾斜の山道を下るときは、大変な危険を伴う重労働でした。
流れを丸太で堰き止めた止め場(とめば)と呼ばれる仮設の「堰」に集められた木材は、堰を開放した水の勢いに乗って大堰川(上桂川)の本流に出され、筏場(いかだば)と呼ばれる堰で筏に組まれ、筏師に操られて京の都へと運ばれていきました。
「きんま」は、ワイヤロープを使った「索道」による搬出や、林道が整備されてトラックや運搬用重機が入るようになる昭和30年頃まで、重要な搬出手段として活躍しました。

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(片波川源流域の伏条台杉の巨木)

京北の山国と黒田、左京区の花背と広河原の一帯は、平安時代から「山国杣(やまぐにそま)」として天皇家の直轄地である禁裏御料(きんりごりょう)地に指定され、平安京造営以来、優れた用材の供給地でした。
黒田は、山国杣にあっても大堰川(上桂川)上流域の大布施杣に属し、その中心的存在でした。
黒田の片波川源流域に現在も残る巨大伏条台杉群は、千年以上も昔から日本の林業の中心地として、地元の「杣人」たちが営々と森と関わってきた歴史を物語っています。

ことしの「黒田ふれあいまつり」の「黒田・千年の森」特設コーナーでは、「きんま道」を再現し、「きんま曳き」を体験していただきます。
また、昔の林業で使われた木こりの道具や黒田の森林に生育する樹木を展示するほか、薪割り体験も行います。

【日時】
10月30日(日) 午前9時半~午後3時

【プログラム】
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【会場】
「おーらい黒田屋」前広場、特設会場

【交通】
■お車をご利用の場合
JR京都駅,名神高速京都南インターチェンジから約1時間半
(国道162号線で周山まで,周山から国道477号線を利用)
*無料駐車場あり(60台程度駐車可)

■公共交通機関ご利用の場合
JR京都駅から西日本JRバス「高雄・京北線」にて終点「周山」下車,周山から「京北ふるさとバス」にて「宮」バス停下車すぐ。
所要時間 JRバス:約1時間半 京北ふるさとバス:約30分
*所要時間はあくまで目安となります。交通状況により到着時間が前後することも考えられますのでご了承願います。

【主催】
黒田ふれあいまつり実行委員会

【お問い合わせ】
おーらい黒田屋
京都市右京区京北宮町宮野93-2
電話・ファクス 075-856-0968
営業時間 10:00~16:00
定休日 毎週月曜日,祝日(季節や催しによって営業します。
ウェブサイト https://ohraikurodaya.sakura.ne.jp

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みなさまのご来場をお待ちしています。

黒田百年桜まつり終了しました。

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4月16日、快晴。「黒田百年桜まつり」の初日。
澄み切った青空に、百年桜が浮き上がりました。
暖冬だったため、少し早目の開花を予測し、16日(土)、17日(日)に「まつり」の実施を設定していましたが、早くも9日(土)には、ちらほらと咲きはじめました。
例年より10日ほど早い「開花宣言」。
「まつり」に見頃が過ぎてしまわないかと少し気をもみましたが、百年桜はことしもぴったりと「満開」を「まつり」に合わせてくれました。
この日は終日青い空が広がり、気温も20度を上回りました。

2日目の17日、午前中は強い風と雨。
午後は一転晴れわたりましたが、強風を受けて、早くも散り始めました。hyakunen20160417_3 sakuramatsuri20160416_1

おーらい黒田屋の店頭では、名物のよもぎ餅、鯖寿司、ちらし寿司、野菜やタラの芽、わらびなどが並び、テントの出店では、黒豆ぜんざいのほか、卵かけごはん、とろろご飯の新メニューも登場。弁当が売り切れると、ラーメンも人気でした。
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数量限定の本格ピザ釜で焼くピザも行列ができて予約待ちが。
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バスツアーで、金沢経由でやってきた東京の人、大阪からのツアーでやってきた九州の人。
オートバイの人、車の人。
シーズンを締めくくる穴場の桜として定着してきたようです。
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おーらい黒田屋のホームページでは百年桜の開花状況を写真で毎日更新。
それを見てやってきたという人も徐々に増えました。
来年は、開花状況と週間天気予報をチェックして、ぜひ満開の黒田百年桜をお見逃しなく。
お越しをお待ちしています。
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(ライトアップされた、黒田百年桜)