二十四節気の「清明」。すべてのものが春の息吹を謳歌する頃とか。
ことしは、新型コロナウイルスの感染拡大で、社会は閉塞感に覆われています。
自然は季節の歩みを進めています。黒田の桜も次々と開花しました。
ことしも、宇賀神社の池のシダレザクラの下には、再現・きんま曳きの人形が登場しました。
ホンシャクナゲはことしは百年桜に先駆けて花を咲かせました。
ホンシャクナゲの足元にはイワウチワが花をつけています。
ミツバツツジもことしは早いように感じます。
タムシバはそろそろピークを終えます。
旧小学校のグラウンドの桜の老木は、満開近し、です。
冬枯れの山にタムシバが白い斑点を描いています。
地元では、「こぼせ(こぶし)」と呼ぶ人も多くいます。
「こぼせ」がたくさん咲くと、その年は豊作になると聞かされてきました。
間もなく、雑木も一斉に新芽を吹きます。
例年より、何もかも早い草木の開花。
記録的な暖冬の影響なのか、開花の順序がいつもの年と違うようなのです。
気温が20度まで上がり、タムシバが咲き始めました。
白い花が冬枯れの山に春の訪れを告げています。
葉や枝を噛むと独特の甘みがあり、「噛む柴」が転じて「タムシバ」の名前がついたとか。
モクレン科の木で、花はこぶしとそっくり。
独特の香りから「ニオイコブシ」の別名も。
この地の年配者には、「こぼせ(こぶし)」と呼ぶ人も多くいます。