おーらい黒田屋

イベント情報

黒田防空監視哨「櫓」がお披露目されました。

第二次世界大戦中に米軍機の来襲を見張るため、京都府内33カ所に設けられた「防空監視哨」。
黒田の京みち・トロ峠の頂上から、南へ尾根道を上ること15分。
標高733mの三角点の近くに、当時「黒田防空監視哨」が設けられていました。
終戦直後に建物は撤去され、記録資料も処分されたため、古老たちの昔語りとなっていました。
「黒田・京みちの会」では、当時専任哨員として任務にあたり、ただ一人ご健在の方に話をうかがい、この秋、地域の皆さんの奉仕や山主の協力を得て、監視哨跡地に模擬櫓(やぐら)を作りました。

11月18日、お披露目のウォーキングを実施し、仕上げの作業として説明看板を設置して、参加者とともに除幕しました。
看板には、黒田防空監視哨の説明と建物の見取り図やイメージ図、それに年若い哨員達の当時の貴重な写真を盛り込んでいます。また、監視哨跡から見える山々も紹介しています。
【説明板の除幕】

【監視哨跡からの眺望を紹介する看板】

【東には比良山地最高峰の武奈ヶ岳や蓬莱山の眺望も】

【西方約44kmの三嶽(兵庫県篠山市の最高峰、793m)】

【山桜と紅葉の苗を参加者が記念植樹】


「黒田・京みちの会」では、古道・トロ峠と黒田防空監視哨の歴史が後世につながることを願っています。