おーらい黒田屋

移住してきた仲間たち

黒田の生活、正直どうですか?

[失ったもの編]

失ったものもあるけど、得たものの方が大きかった。

晴れの日が少ない!洗濯物が乾きません。

山に囲まれている黒田は、京北の中でも空が狭く、日が当たる時間が限られます。しかもスカッと晴れる日は珍しい。こればかりは慣れるしかありません。最近では、晴れただけで気持ちがウキウキするようになりました。(新井愛)

夜道の散歩ができないのは残念だけど……

夕飯の後にのんびり散歩するのが好きなんです。でも、ここは街灯がないし、クマやイノシシも怖いので諦めました。街中まで気軽に出かけられるので、田舎の中では恵まれた環境です。(新井遼)

カフェやショッピング、外食、映画など

同世代の友だちと会う機会が減り、すっかりおしゃれにも疎くなりました。代わりに美しい風景を毎日眺められるので、満足です。(複数)


[悩み編]

人口が減り、地域の存続に危機感がある。

人口が減る中で、暮らしを継続できるのか。

今、地域の中心となって自治会や行事を盛り上げてくれているメンバーは、高齢の方がほとんど。黒田では70歳でも若手と呼ばれます。5年後、10年後には、移住してきた私たちの世代がその役目を担わなければいけません。知識やスキルをちゃんと受け継いでいけるのかという不安もありますが、黒田のすばらしい行事や景観を守っていきたいと思います。

農業をする人が減り、代々受け継いできた大切な農地を守る意識が薄れていくことも心配です。自然環境を守るためにも、自分たちがしっかり引き継いでいきたいです。(新井遼)

高校進学のタイミングで決断を迫られる。

京北唯一の北桑田高校まで、バスを乗り継いで1時間。都市部の高校への進学で、京北を離れる家庭もあります。高校進学が、田舎暮らしを続ける上での分岐点になるように思います。(川口)

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